9月入学についての論点まとめ
9月入学について様々な案や記事がでていますので、それを元にいろいろまとめてみました。
そもそも、、、
コロナが緊急事態宣言による休校など学校教育に与えた/与える影響
・学習時間の削減(教育過程終了に必要な時間が確保できない可能性)
・地域間の休校状況による不公平感
・オンライン教育対応の格差
・コロナ感染対応
これらより影響をうけてSNSで9月入学にしてみてはどうかという意見が出て、政府が検討を始めたという状況です。
パターン1. 4月入学
メリット
・制度の変更がないため、現場の教師や生徒、保護者への混乱がない
デメリット
・今回の休校措置で十分な学習時間を確保できない生徒が出てくる可能性
・オンライン学習の有無での学習時間などの格差が学校・生徒間で出てくる
パターン2. 9月入学
(1)2021年9月1日までに満6歳となる児童を新1年生にすることで、1年間で移行
メリット
・教育過程を終了するための時間の確保
・休校による格差がなくなる
・グローバルと制度の足並みが揃う
デメリット
・1学年だけ生徒数が増える
・制度変更に伴う必要人員やスペースが一時的に増大
(2)2021年度から1学年を13か月としつつ、5年間かけて移行
メリット
・教育過程を終了するための時間の確保
・休校による格差がなくなる
・グローバルと制度の足並みが揃う
デメリット
・移行期間の5年は生徒数が一時的に増える
・自治体の事務が煩雑に
多くの記事は、制度を改変するのには慎重な議論が必要だったり、4→9月入学の変更はコロナ対策と切り離すべきといった9月入試には否定的な意見が多いように思います。
ただ、SNSで始まった9月入学にして欲しいという意見も多くあり、賛同者が2万人近くあるというのも事実です。
「家庭の収入が少ない」「オンライン対応が難しい」といった、一番厳しい立場の人を置き去りにしない制度や対策になるといいですね・・・。
主な参考記事
・https://news.yahoo.co.jp/byline/senoomasatoshi/20200414-00173260/
・ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200522/k10012441391000.html